4. WEBライティングのフローを学ぶ
今回は、Webライティングの手順について学んでいきましょう。
記事を書くための手順

記事を書くときには、基本的には以下の手順で進めます。
- テーマを決める
- 情報を集める
- 構成を作る
- 本文を書く
- 推敲する
- タイトルを決める
このように、「書く」という工程はライティングのほんの一部でしかありません。
入念な情報収集と構成づくりこそ、ライティングの「肝」であることを覚えておいてくださいね。
より具体的にイメージしやすいよう「料理」に例えてみましょう。
- メニューを決める
- 作り方や必要な材料を集める
- 材料を切ったり刻んだりする
- 調理する
- 味見して味を整える
- 盛り付ける
事前の情報収集や構成を作ることなく文章を書こうとすることは、メニューも決めずに手当たりしだいに食材を切るのと同じです。
「ライターの仕事は書くことではなく調べることである」とまで言われるほど、事前の準備は非常に大切です。
文章を書く前の3つのチェックポイント

どんな記事を書くときにも、まずは以下の3つのチェックポイントに当てはめながら情報を整理しましょう。
- ターゲット:どんな人がターゲット?(ニーズは?悩みは?)
- メッセージ:その人に伝えたいことは?(一言でいうと?)
- アクション:その記事を読んでどんな行動をしてもらいたいか?(商品の購入?サービスへの登録?)
これらのポイントを事前にきちんと整理できれば、迷ったり悩んだりする可能性はグッと減らすことができます。
この工程をうやむやにしたまま記事に書き始めると、一貫性を欠いた分かりにくい文章になりやすいです。
今読んでいるこの文章も、あらかじめ上記の3つのポイントに当てはめながら構成を練ったうえで作成しています。
- ターゲット:どんな手順で記事を書くべきか知らない人
- メッセージ:ライティングは書く前に調べたり構成を練ったりする必要がある
- アクション:ライティングの工程を理解して、実際に情報整理ができるようになる
これは、先に説明した手順の「情報を集める」の一部に該当します。
よりテクニカルな方法については、開講後に実演を交えつつ説明しますね。
まずは、この3つのポイントをきちんと理解できるよう練習してみましょう。
本日の課題:「カレーの作り方」をテーマに記事を書いてみる
いよいよ実践的な課題に取り組んでいきましょう。
今回は、「カレーの作り方」をテーマに記事を書いてみることを課題にします。
料理の作り方を説明するのは、簡単そうで意外と難しいはずです。
ものごとを順序立てて説明する練習にはもってこいのテーマなので、他の料理を用いて何度か練習してみてください。
なお、記事を書くときには以下の3つを意識してみましょう。
- SEOを意識する
- 見出しにはHTMLタグを用いる
- 今回の内容を踏まえて事前準備をしてから執筆に取り掛かる
いきなり完璧な文章を目指す必要はありません。
まずは、Webライティングの手順に慣れることここまでの復習を目的に取り組んでみてくださいね。

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読みやすい文章の型を学ぶ